それから、しばらく目をつぶっていた。
ふと窓を覗いていると、なんと中国の景色が飛び込んできた。
もうそんなに時間が経ったとは・・・

僕は初めて海外旅行へ行くことになりました。
行き先は中国、長春というところです。
「長春」・・・あまりメジャーなところではありませんが
なぜ長春?かと言うと、それは・・・またのちほど!
海外旅行のきっかけは何であれ、初めての海外旅行には間違いありません。

長春市は中国東北部に位置し、吉林省の省都で、緯度的には北海道旭川市とほぼ同じで地勢は平地で広い。土質が肥えて、中温帯湿潤温和気候区に属する。年間平均気温は5.2度、降雨量は522――615ミリである。四季ははっきりしている。夏は木陰がいっぱいで、気候も涼しい。冬は真っ白な雪で、天地一色になっているところである。

しばらくして、スチュワーデス・・・いやいや現在では、「客室乗務員」(フライトアテンダント)というだね。
が、何かお飲みになりますか?と聞いてきたので、「コーヒーを」と言った。
乗務員でただ一人の日本人フライトアテンダントさんが声をかけてくれたのでした。
よっかた〜、何かあればこの人に聞けば良いと思ったのでした。

さすがに外は真っ暗!
海外旅行が初めての私にとっては不安が怒涛のように
押し寄せているのでした。

空港に到着!
ここはまだ日本なので、わからなくても日本語が通じるとは言うものの
空港の係りの方に色いろ確認しながらの搭乗となりました。
ただ、航空会社は中国の会社だったので、待っている間は中国語の
会話があちらこちらから聞こえる。日本を離れるんだと実感。
たまに聞こえる日本語がすでに嬉しいかった。

そしてその後、機内食が配れた。
飛行機には幾度と乗っているが、
機内食は初めてである。
軽食ではあるがおいしそうであった。
食べる前に、まずは写真を!

朝ごはんを食べていなかったので
とてもおいしくいただけました。

1日目の大きな不安要素
それは、中国での国内線への乗り継ぎ、それと書類記入であった。
日本から長春への直行便は、名古屋と仙台からはあるが
行き、帰りの日にちが限定されており、朝も早い便になるので現地宿泊が必要となる
こちらはツアーになって安く行けるのだが、前日の宿泊のことや現地までの
交通費のことを考えると、関空から北京に行き、北京で国内線に乗り継いで長春へ行くことのほうが
価格が安くなり、そして出発及び帰国日が自由に選べるので良いと思ったからでした。
初めての海外旅行、ツアーでもなく一人旅・・・
友達や会社の人たちからは、どこにそんな勇気がある?と聞かれる。
「なんとかなるだろう」と思って計画したが、正直「失敗?」と思うようになってきた!
関空発10:00 → 北京着12:20 AIR CHINA(中国国際航空)CA162便はもう離陸している
もう「なんとかなるだろう」と思うしかない。

天気は急に怪しくなってきた!
滑走路に向かう途中に雨が降り出し、
離陸後もしばらく雨が降っている。
僕のこれからを暗示しているのか?
とりあえず、外の景色を撮った・・・この先、どうなるのだろうか・・・

12月28日、出発の日
   朝、5:00に起き、朝一番(6:00)の空港行きバスに乗り込む

席は窓側を確保できた!
写真好きの私にとっては嬉しい限りである。
出発を祝うように天気は晴れ!
不安も少し忘れ、ワクワク感がでる。
機内アナウンスは、中国語、英語、日本語だったので正直よかった。
そして、タラップが外され離陸の運びとなる。

飛行機から見る北京は寒いようだ。
ところどころ残雪が見られる。
それから約1時間後、飛行機は北京国際空港に着いた。
ついに来てしまった!
次の問題は国内線への乗り換えである。
このハードルを乗り越えればなんとかなる。そう思う初めての海外旅行であった。

食後、一人一人に「入国カード」「検疫申告書」「税関申告書?」が配られた。
「入国カード」ならび「検疫申告書」は前もって記入の方法を本を買って調べておいたが、
「税関申告書?」は本に載っているものとは違った。
この用紙は本当に「税関申告書?」なのかどうかを先ほどの日本人フライトアテンダントに聞く
やっぱりそうだったようだ。
本に書いてある記入例を確認しながら記入完了!
不安要素の1つの記入作業が終わった。

飛行機の高度が上がるにつれ灰色の雲はなくなっていき、眼下には雲海が見れるようになった。
不安も忘れ、この時ばかりはカメラ好きの少年の心になっているのが自分でもわかった。

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