離陸後、ぼくはコーヒーをもらう、やっと落ち着いたような気がする。
しかし、もう完全に日本語は聞こえなくなった。
さすが、国内線。
何を言っているか?さっぱりわからない。
窓から外を見ると、山ばかりで他になにもない。
これは辛い修行である。
僕は本を読みだした。そして再度窓から外を覗くときれいな夕焼け
カメラ好きの心が騒ぎ、記念に撮影、

搭乗券に載っているゲートに向かう。
搭乗までは少し時間があった。椅子に座り一息入れる
国内線乗り換えでは正直疲れてしまった。
待っている間、先ほどの嫌な思いが思い出されるが、
良い勉強をしたと思うようにした。
日本と海外、やっぱり状況は違うのだとつくづく思うのであった。

北京空港に到着!時間はほぼ定刻通りの12時20分
大阪を10:00発の飛行機で2時間20分で北京到着。しかし、実際は時差(1時間)あるので
日本時間で計算すると13時20分に着いたことになる。
これからどうしたらよいのかあまりわからない僕は、人の流れについていくことにする。
機内から外に出ると寒いことが実感できた。
ただ、中国も日本と同じような漢字や標識が使われているのでなんとなくわかる。
もちろん英語表示もあるのだが、どうしても標識・中国語の方へ目が行ってしまう。

飛行機を離れ、まずは入国検査へ向かう。
前に並んでいる人がどんな種類のものを持っているかを確認しながら
機内で記入した、入国カードと検疫申告書そして、パスポートと搭乗券を見せる。

何事もなく終了!次は機内に預けた荷物の受け取り
ターンテーブルがいっぱい並んである。
自分が搭乗していた便の荷物がどこからでてくるのかよくわからない
(全体のターンテーブル表示がわからなかったのだ)
ターンテーブルに近づくと、便名が表示されていたが僕が乗ったものではなかった。
違うターンテーブルに移動・・・僕の乗った「CA162」の表示、よかった〜
ここで待てばよいのだと思う。でも荷物が本当に出てくるか不安だった。

荷物を受け取り、荷物のセキュリティーチェックを受ける
そして、今度は国内線の搭乗券をもらう手続きをする。
国際線から国内線への手続きは、ほぼ同じ場所で行われるみたいだ。
まず、日本国内でもらっていたチケットとパスポートを見せ、搭乗券をもらい機内預けの荷物を預ける。
手続きは思った以上に早く終わった。
そして国内線乗り場へ移動することに・・・

その後、しばらく外を眺めていたが、すっかり暗くなってしまった。
まだ時間は早いのに、もう真っ暗!
大阪より緯度は高いんだ、日が暮れるのも早いよ。

長春空港に着陸!
ここでは、何の問題もなく手続きが終わる。
ここは国際空港ではあるが北京とは規模も違い、やっぱり地方であることは間違いない。
(国際空港と言っても、日本からの直行便しか乗り入れていない空港だ)

空港出口に向かうと3人の女性が僕に手を振っている
実は、長春に来た理由がここにあるのだ。
でも、何で3人?2人のはずでは・・・
とにかく、その女性たちの下に向ったのだ。

ぼくは何気なく見せてしまったのが間違いだった!
なんか着いて来い!と行っているようだ・・・
この頃、ぼくは間違いなく焦っていた。日本を出るときに、見知らぬ人にはついて行くな!
と言われてたにもかかわらず・・・
1Fのフロアーから2Fのフロアーに移動、すると仲間らしき人が数人やってきて僕のチケットをみる
あっちへ行けという仕草!そっちへ行こうとするとお金をくれと言っている。
(マネー、マネーと言っている)
ここで僕は我に戻ったのでした。
通せんぼされた私は、ここでの対応も悪く、思わず持っていた中国紙幣を渡してしまった。
それで通してもらえればいいかと思ったのが間違い、次から次へとお金をせびってくる
結局、大きな額の紙幣しかもっていなかった僕は400元を渡してしまった!
(100元は日本円で当時約1600円ぐらい)
ノーマネーと叫びながらその場から逃げた。

そして、やっと搭乗
長春行きの飛行機も窓側の席がもらえた。

国内線入り口に着いた。
僕は機内持ち込みの荷物と検査とセキュリティーチェックを受けることになる。
ここでまた問題が・・・
係りの人から「チケット」と言われている。
僕は先ほど交換してもらったチケットとパスポートを見せる
しかし、「チケット」と言っている
ぼくはチケットはこれではないのか?と思いながらその列から離れる。
そして、空港の係りの人にそのチケットを見せると
あそこに行けと指示、並ぶべきところにはならんでいるようだ。
僕は先ほど並んだところとは別の係りの人のところに行き、
パスポートとチケットを再度見せた!
しかし、その係りの人からもチケットと言われた。
そして、意味がわかったのでした。
僕が見せているのは搭乗券で、チケットとは搭乗券に交換してもらった
半券のことであると・・・

国内線は、北京発15:05 → 長春着16:35 CA1629
北京空港の端から端えと移動することになる。
まず、国際線到着ロビーを出る。
出口を出ると、がらりと今までの様子と変わる。
さすが国際空港、人が多いこと多いこと。

乗り換えの時間は1時間30分ほどあるのだが、
手続きの関係であと1時間ほどしかない。
ちょっと僕は焦っていた。
移動中に、女性から声をかけられる
(もちろん言葉はわからない、
中国の人であることは間違いないのであるが)
僕は飛行場の係りの人かな?と思ったが
洋服も違うようだし、名札がない!
たまたま搭乗券を手に持っていたので
それを見せてくださいという仕草。

国内線へ移動中、僕は先ほどのことを思っていた。
思い返せば、自分に腹が立つ!
でももうあとの祭りだ!

次は機内持ち込みに持つの検査とセキュリティーチェックだ!
僕は問題なく通れると思っていたのだが、手荷物カバンを開けるように言われた。
実は、関空でペットボトル入りのお茶を買っていたのを忘れていたのでした。
(関空では手荷物検査後、ペットボトルを買っていたので問題なかったのだ)
封を開けられ、臭いをかいでいる・・・
アメリカの同時多発テロ以来、検査が厳しくなっていて
ペットボトルを持っていると止められると聞いていたのをすっかり忘れていた。
少々時間はかかったが、やっと搭乗できる状態となった。

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